『ホームページを作成する』というのはどういうことなのでしょう。それは自分が考えていることや表現したいことを、文章はもとより表・絵・イラスト・写真・音楽・音声・動画などのあらゆるテクニックを駆使して、できるだけ多くの相手に効果的(印象的)に伝えたいからではないかと思います。
しかしながら、個々の人が好き勝手に独自のやりかたでこういったことを表現していたのでは、情報を受取る側の人にとって、はなはだ都合が悪く、送る側の人と同じ環境が揃っていなければ、うまく情報を見ることができません。そこで考えられたのが、『HTML』(Hyper Text Markup Language)と呼ばれている技術です。個々ばらばらの表現方法を統一化(標準化)し、共通の基準でこれらを表現しようとする技術です。
この技術こそが、今日のインターネットの世界的な普及の支えになっているとも言えます。しかもJAVA・VB・CGI・PDFなど、他のさまざまなコンピュータの最新技術ともうまく融合しながら、絶えず進化を続けており、今後ますますこういった分野の中心的技術となっていくものと思われます。
最近はホームページ作成の色々と便利なツールが数多く出ており、これらのツールを利用するだけで非常に高度なこと迄できるようになっています。一見HTMLは必要がないように見えます。しかし、これらのツールで作成された内容もすべて裏ではHTMLで表現されています。又、これらのツールで作成したホームページを手直しをしたり、ダイナミックなHTMLなどを組み込んで、より高度な表現をしようとすると、どうしてもHTMLの基本的な知識は必要となってきます。それ故、これからホームページを作成しようとしている人は、HTMLがどのような構造になっているのか、どのような命令があるのか位は知っていて損のない技術であると思います。ちょうど自動車を運転する人が、ある程度はエンジンの構造を知っておくようなものです。
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