CD−R/RWにはいくつかの記録方法があります
CD-RやCD-RWへのデータ書込方法は、フォーマットの仕方により大きく、『プリマスター方式』と『パケットライト方式』の2つの方式に分けられます。プリマスター方式というのは、専用のソフトを使用して一気にデータを書き込む標準的な書込み方式のことをいいます。一方パケットライト方式は専用のソフトは使用せず、エクスプローラなどからハードディスクやフロッピーディスクと同じような感覚で書き込める方式のことを言います。更に、プリマスター方式は『ディスク・アットワンス方式』と『トラック・アットワンス方式』に分けることができます。
(1) ディスク・アットワンス
専用のライティングソフトを使用し、一枚のCD-R/RWの媒体に一気に全データを書き込む方式です。主にアプリケーションをバックアップしたり、データ間に継ぎ目がない音楽CDを作成したりする時に使用する方式です。いわゆる丸ごとコピーする方式です。(但し、違法コピーにならないよう注意をしましょう)。
この方式では一度データの書込みを行うと、同一の媒体にはデータの追記はできません。作成されたファイルの構造は下図のようになっています。つまり、各データの前にはデータの開始位置やトラックの情報を示す『リードイン』情報があり、またデータの後にはデータの終了位置情報を示す『リードアウト』情報があります。このリードイン情報とデータとリードアウト情報を合せて『セッション』と呼んでいます。
(2) トラック・アットワンス
ディスク・アット・ワンスが一気にデータの書き込みを行うのに対し、トラック・アット・ワンスは何回かに分けてデータを書き込む方式です。期間をおいて複数回も書き込みができるため、定期的にデータのバックアップをする場合等に向いています。ファイルの構造はディスク・アット・ワンスと同じように『リードイン』と『リードアウト』情報を持っていますが、ディスク・アット・ワンスと違って、リードインの中に次のセッションの開始位置情報が記録されています。この情報をもとに複数のセッション間の繋がりを持つことができます。このようにトラック・アット・ワンスは何度でも追記ができ非常に便利なのですが、1回の追記にはリードインとリードアウトに約14MBの容量を必要としますので、45回の追記をしますとリードインとリードアウトだけでも630MBを消費しますので、追記回数は自ずから制限されることになります。

(3) パケットライト
データを一括して書込むプリマスター(ディスクアットワンス及びトラックアットワンス)方式と異なり、パケットというより小さい単位で書込みをします。従って、小さいファイルを定期的にバックアップする場合などに適しています。CD−R・CD-RWの両方に使用はできますが、主にCD−RWに対して使用されている書込み方式です。
この方式で実際に書込むをするためには、予め専用のソフトを使用してその媒体をフォーマットをしておく必要があります。フォーマットで約14MBの領域が消費されますが、上記のリードイン・リードアウトとは異なり、媒体毎に1回必要なだけです。こうすることにより、ハードディスクやフロッピーディスクと同じような感覚でWINDOWSのエクスプローラでの書込みができるようになります。CD−Rでもパケットライトは使用でき、あたかも書換えができるような感覚にはなりますが、本来CD−Rは消去ができませんので、不要なファイルを抹消しても残容量は増加しません。逆に抹消したという情報が必要なために残容量は減少することになります。又、この方式は独特のフォーマットを必要とするため、通常のCD-ROM装置では読むことはできません。
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