自作パソコンの基本部品

   
 マザーボード  

 マザーボードは文字通り『母なる基板』となるもので、パソコンに必要なほとんどの部品はこのマザーボードに接続します。CPUがいかに優れていてもマザーボードが悪いと劣ったパソコンになってしまいます。又単に各種の部品を接続するだけのボードではなく、チップセット等ボード自身でも重要部品を持っています。それ故CPUに負けず劣らず重要な部品といえます。このマザーボードの機能をよく理解できればパソコンの組立てはほぼできたのも同然です。
それでは何はともあれ実際のボードを例にどのようなものかを説明していきましょう。

マザーボードの構成

 上記はELITE GROUP社のK7S6Aというマザーボードですが、必要な機能は皆大体同じなので、このボードに基づいて説明します。

CPUソケット CPUのページで説明したように、ソケット型・スロット型に対応したCPUを取付けます。(この例では、ソケットAなのでCPUはAthronを取付ます)
チップセット チップセットはCPUとメモリー・ハードディスク・拡張装置・入出力機器等のデバイスとのやり取りを制御する集積回路(LSI)です。パソコンに搭載可能なメモリーの種類・枚数・容量などのコントロールもします。マザーボードの中で一番重要な部品です。チップセットは専門のメーカが色々なものを製造しており、メモリーを選択する時はチップセットに対応したものを選択する必要があります。
メモリースロット メモリを取付るスロットです。スロットの数(上記の例では最大3枚)だけメモリー取付けられます。取付けられるメモリーはチップセットの種類により異なってきます。
AGPバススロット ビデオカードを接続するためのスロットです。PCIスロットの近くにあり似ていますが、形状が少し小さく茶色いものが多いようです。
PCIバススロット TVチューナ・LANカード等、拡張装置を増設するためのカードを接続するスロットです。これが多いほど拡張性がよくなります。上記例では5つのスロットがあり、最大5つの装置が増設できます。当然増設する拡張装置はPCIバス対応になっている必要があります。
IDEポート1 IDE仕様とATAPI仕様の機器(内臓HDDやCD-ROM/DVD等)を接続する専用のポートです。ポートは2つあり、ポート1をプライマリー、ポート2をセカンダリーといっています。又、それぞれのポートにはマスター(主)とスレーブ(従)の2つの機器を接続できますので、合計4台の装置がIDEポートには接続できることになります。詳細は別コーナ(上さんの『CD-R攻略法』)を参照。
IDEポート2
電源コネクタ マザーボードに対する電源で、マザーボードに接続された各部品に電気を供給するものです。
バックパネル マザーボードの右上にあり、パソコンの後部から出ており、部品を接続するための各種ポート類が集約されているパネルです。マウスコネクタ・キーボードコネクタをはじめとして、プリンタを接続するパラレルポート・USBコネクタ・マイクからの入力やスピーカへの出力などオーディオポートがあります。

マザーボードの規格

  上記のようにマザーボードには様々な部品を接続しますが、以前はボードメーカが独自の規格で製作していたため、部品との互換性もありませんでした。そんな中、INTEL社がPC/AT互換機用のマザーボードの規格としてATX規格を発表し、ボードの形状や寸法、各パーツやスロットの配置等を細部に至るまで規定しました。これにより部品の互換性・標準化が非常に良くなりました。現在はこのATX規格がマザーボードの規格として広く普及し、一般的となっています。又、このATX仕様を小型化したものがMicroATX規格、更に小型化したものが、FlexATX規格となっています。