自作パソコンの基本部品

 本体(パソコンケース)  

 パソコンのケースは文字通り様々な部品を収納するケースです。たかがケースされどケースです。外から見えるのはケースです。できればデザインも良くて、使い易いものを選びたいものです。
しかしケースも単なる箱であるだけではなく、知っておくべきことが幾つかあります。

ケースの種類


  パソコンケースは大きく分けるとタワー型とデスクトップ型に分けられます。タワー型は縦に長くタワーのような形になっているものをいい、デスクトップ(注)は横に長くその上にディスプレーを置いたりするような形のものをいいます。又、タワー型は大きさにより下表のようにフルタワー・ミドルタワー・ミニタワーの3種類に分類することができます。この他にも少ないですが、小さい立方体をしたキューブ型というコンパクトなものも見かけます。このうち自作パソコンでは主にタワー型が中心となっていますの以降タワー型に絞って説明をします。(タワーの種類により大きさの定義はされていませんが、目安として記載しました)

(注)
余談ですが、デスクトップについて少し述べますと、ディスクトップという人が多いようですが(実は私も長年ディスクでした)、ハードディスク・フロッピーディスクを使い慣れているためで、本来机という意味なのでデスク(DESK)が正解のようです。又、ノートパソコンに対してデスクトップという場合は、タワー型も含めてデスクトップというようです。もう一つWindowsなどのOSを起動したとき表示されるアイコンなどが表示されている基本画面のこともデスクトップといいます。
タワーの種類 内        容 大きさ例(任意の機種)
 幅×奥行×高さ
フルタワー 一番大きいサイズのタワーケース。大きい分拡張性に優れるが、H広い置き場所が必要になる。主にサーバ用途などに使用し、家庭で使用するには少し不向き 210×590×590
ミドルタワー もっとも種類が多くく自作パソコンの多いケース形状。拡張性に優れ、市販パソコンに比べると大きいが、まあまあ設置性もそこそこなので、多くのユーザーが使用する 200×420×470
ミニタワー ミドルタワーに次いで種類の多いケース形状。そこそこの拡張性を持ち、あまり大きさに威圧感を感じない 145×395×364

ケースの内部

 タワーケースの内部構造は下記のようになっています。ここでは一般的に使用されているミドルタワーを例に内部を説明しましょう。
まず電源ユニットはパソコン全体の電気を供給する装置で、これがなければパソコンは動きません。電源ユニットとファンは別売りになっている場合もありますので注意が必要です。5インチオープンベイはCDやDVD関係のドライブを格納する場所で3〜4個位ついています。3.5インチオープンベイはフロッピーディスクを格納する場所で2個付いています。3.5インチシャドウベイには内臓ハードディスクを格納する場所で2〜5個付いています。(オープンベイとはケースの外側の窓を外して、CDやフロッピのようにケースの外側から装置を操作できるベイのことで、シャドウベイはハードディスクのように一旦取り付ければ通常は触れる必要がないためケースの外側は塞がっているベイの事をいいます) PCI機器の取付口はマザーボードが付くと分かりやすいのですが、マザーボードのPCIに差し込まれた拡張機器のインターフェースの取付口をケースの外に出すための窓口です。電源コードは電源を各部品に分配するためのケーブルとコネクタが付いています。後ケース内の温度を冷却するためのファンが幾つか付いています。


 電源・ファン  

電源ユニット

  家庭用に供給されているは100Vの交流電源で、一方パソコン機器は直流電源によって動作するため、交流電源をを直流電源に変換する必要があります。このためのユニットが電源ユニットです。従って電源ユニットはパソコンには必要不可欠の装置といえます。
   電源装置は供給できる容量や形・大きさにより3種類に分けられます。一つは一般的なパソコンに利用されているATX電源、これを少し小さくしたmicroATXなどに使用されるSFX電源、古いパソコンに使用されていたAT電源があります。

   電源はケーブルと共にパソコンケースに附属しているものが多いですが、附属していないものもありますので注意が必要です。又電源は単品で購入すると結構高いので、特にこだわらない方或いは私のように電気に自信のない方はセットになっているものをお勧めします。しかし、拡張性等も考慮して総容量は最低350Wできれば400W以上あると良いでしょう。


ファン

   パソコンには熱を発生する部品が多くあります。CPUを始めとしてハードディスク・マザーボードのチップセットなどそれぞれが高熱を発してケース内の温度を上昇させます。従って、この高温の空気をケース外に排出して温度を下げる必要があります。その一つの手軽な方法としてファンを設置します。

  ファンを取り付ける場所としては、一般的にはケースの前部に吸気用のファン(前部にはハードディスクがあり2台以上取り付ける場合には必ず必要)、後部に排気用のファンを取り付けます。それ以外にもケースの横などにも取り付けたりします。又ケース以外でもCPUは特に高熱(性能の良いCPUほどより高熱)になりますので、部品に直接取り付けて冷却する必要があります。通常CPUのファンはCPUとセットになって販売されています。

  ファンも電源と同じようにケースに附属しているものもありますが、全くなかったり一部しかついていないものもありますので、必要に応じて購入する必要があります。
  購入に際しては、ケースに排気穴があるのを確認して、取付口サイズに応じたファンを購入します。サイズは一般的なものとしては60mm・80mm・90mm・120mm(外枠の長さ)の4種類があります。又、ファンには騒音が付き物で静音設計のものを選択すると良いでしょう。